通常、マンションでは、キッチンレイアウトはあらかじめ決まっています。当初は満足していたとしても、使い続けていくうちに、不満や使いにくさを感じることも少なくありません。マンションのキッチンレイアウトは変更が可能であることを、ご存じない方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、マンションのキッチンレイアウトの種類や変更方法についてご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。
1.マンションのキッチンレイアウトには不満をもちがち
マンションのキッチンレイアウトですが、住み続けていくうちに、徐々に不満を感じてしまうことがあります。はじめは満足しているかと思いますが、次第に使い勝手が悪いと感じ、支障はないものの漠然と変更したいという気持ちが湧くこともあります。
キッチンは、基本的に毎日使用することになる設備のひとつです。料理をされる場合には、とくに使い勝手のよし悪しを感じることが多いでしょう。毎日使うからこそ不満を感じやすく、使い勝手が重視されるのです。
反対に、キッチンレイアウトが理想的であれば、それだけ暮らしの満足度が底上げされることになります。
ファミリーの場合には、子どもの成長などの変化によって、使い勝手に不満を感じはじめるケースも少なくありません。状況は日々変化していくものですので、キッチンレイアウトに関しても、一定の期間が経過したタイミングで見直しを図るべきです。
不満を抱えたまま使用を続けるのは、大きなストレスの原因となってしまいます。新築から10年以上経過している場合などは、リノベーションによって、新たな空間を生み出すといいでしょう。
2.マンションのキッチンレイアウトの種類
マンションのキッチンレイアウトは、大きくわけて4つの種類が存在しています。
2-1.壁付きタイプ
壁付きタイプというのは、キッチンの主要設備であるシンクやコンロなどが壁に沿って設置されているキッチンレイアウトです。1列型と呼ばれることもあります。壁に沿って取り付けられることにより、開放感あふれるオープンキッチンであることが特徴といえるでしょう。壁際にまとめられるため、限られた空間を有効活用する際に真価を発揮します。
2-2.独立タイプ
独立タイプはその名のとおり、キッチンが独立して設置されるレイアウトのことです。
リビングやダイニングと地続きではなく、キッチンスペースは別途用意されることになります。作業動線を考慮すると、作業や調理のしやすさが向上するというのが特徴です。その反面、ダイニングやリビングから隔離されたかのように感じることがあり、コミュニケーションのとりやすさについてはやや劣るでしょう。
2-3.ペニンシュラタイプ
ペニンシュラタイプは、まるでキッチンが壁から突き出しているかのような見た目をしているキッチンレイアウトです。壁付きタイプと似ていますが、壁に沿って付いているわけではなく、むしろ室内の方を向いている形となるのが特徴です。キッチンでの作業スペースはしっかりと確保しつつ、それでいてリビングやダイニングとのコミュニケーションもとりやすいといえるでしょう。近年では主流のキッチンレイアウトです。
2-4.アイランドタイプ
アイランドタイプは、キッチンが完全に独立しており、壁に接していないというのが最大の特徴となるキッチンレイアウトです。壁に接していないことにより、室内でキッチンが主役となります。キッチンという空間が、リビングやダイニングに溶け込んでいるかのような存在感です。
3.マンションのキッチンレイアウト変更はリノベーションで可能
マンションのキッチンレイアウトを変更するのであれば、リノベーションがもっともおすすめです。もともとがどのようなキッチンレイアウトであっても、基本的に他のキッチンレイアウトへの変更は可能となります。使い勝手がいいと感じる理想のキッチンレイアウトへ変更することで、より快適な暮らしを手に入れましょう。
ただし、配管の位置には注意しなければなりません。たとえば壁付きタイプからアイランドタイプへ変更するとなった場合、陸の孤島のように独立しているキッチン部分でも、問題なく配管がつながるようにしなければならないのです。事前にそれらの部分をしっかりと確認することによって、キッチンレイアウトで失敗するようなことは避けられるでしょう。
4.まとめ
マンションのキッチンですが、5つのタイプが存在しています。現在どのタイプなのか把握した上で、今抱えている不満などを洗い出しましょう。そうすることで理想的なキッチンレイアウトが明確となるので、変更するために動き出すことができるようになります。
「有限会社ハウスプランニング」では、マンションや戸建てなどにおけるリノベーションを主におこなっております。マンションのキッチンレイアウトの変更に関してもお任せください。そのほか、キッチンのお悩みについても幅広く対応できます。まずはご相談からでも構いませんので、お問い合わせをお待ちしております。
