マンションのトイレリフォーム

1-1.トイレのサイズ

まずはトイレのサイズです。マンションのトイレリフォームの場合、トイレのスペースは決まっています。リフォームの場合には、ついトイレ本体に意識が向いてしまうため、トイレ単体としてはベストな選択をしたとしても、実際に設置をした際に、スペースに対して大きいことで狭く感じてしまうという失敗がよくあります。

便器部分の幅や奥行きはもちろんのこと、タンクを含めた奥行きに関しても、事前に確認する必要があるでしょう。

1-2.配水管の位置

トイレには当然ですが、配水管が必要です。トイレによって配水管の位置が異なるため、いざ設置をするとなった際に取り付けが難しく、選び直しになってしまったという失敗があります。あるいは配水管の位置を変更する工事が追加で必要になる可能性もあるでしょう。配水管の変更工事は大がかりな工事となるため、プラスで多額の費用が発生してしまう恐れがあります。

1-3.トイレットペーパーホルダー

トイレットペーパーホルダーの位置は、トイレの使い勝手を決める重要な部分です。リフォーム後にトイレットペーパーホルダーとの位置関係が悪くなり、使いにくくなってしまうという失敗はよくあります。そのほかにも、トイレットペーパーホルダーのことを忘れていたために、リフォームの対象に含まれず、バランスがおかしくなってしまうということもあるでしょう。位置調整をしなかったために、トイレの使い勝手が悪くなってしまうのです。

1-4.トイレのオプション機能

トイレのオプション機能は、日々進化しています。ウォシュレットや節水など、機能のバリエーションはさまざまです。安易に決めてしまったために、あとになってより高性能なものを知ってしまったり、知らなかったために追加するのを忘れてしまったりしたという失敗があります。同じ機能でも種類は豊富ですので、あらかじめ一通りの機能を確認した上で、決めるといいでしょう。

2-1.複数社から見積もりをもらう

マンションでトイレのリフォームをする際に失敗しないコツとして、「複数社から見積もりをもらう」がまず挙げられます。

面倒に感じてしまうことが多いため、つい1社への見積もり依頼で決めてしまうことがありますが、相場とかけ離れた金額になってしまうなどの失敗につながる恐れがあります。必ず同じリフォーム内容で複数社に見積もりをとった上で、金額や対応などを総合的に比べて決定するようにしましょう。

2-2.使用した際に不自由のない広さや作りを意識する

リフォームの際には、使用した際に不自由のない広さや作りを意識しましょう。トイレの空間は、基本的にそこまで広いわけではありません。もともと使い勝手があまりよくなかったという場合はもちろん、これまでは不満がなかった場合でも、リフォーム後に快適な使い勝手になるように、広さや作りを意識するといいでしょう。

2-3.手すりの設置などバリアフリーを意識する

リフォームはそう頻繁におこなうものではありませんので、手すりの設置などバリアフリーを意識するべきです。次のリフォームのタイミングまでに、足腰が弱くなってしまうことも考えられます。そのときに不満を感じてしまうことがないように、手すりを設置するなどのバリアフリー化はオススメです。

3-1.床材選びのポイント

トイレの床材選びのポイントとして、臭いや汚れがつきにくいかどうかというのがまず挙げられます。素材においては「クッションフロア」がオススメです。お手入れがしやすく価格も抑えられていますし、特殊加工によって防臭などの機能をプラスすることが可能であるというのが理由です。

3-2.壁紙選びのポイント

壁紙選びにおいては、デザイン性と防臭性がポイントとなります。壁紙によってトイレ内の雰囲気が変わります。見た目だけでなく、防臭性という機能もプラスすることで、嫌な臭いが残らない快適な空間に仕上げることが可能となるでしょう。